■概要 |
■イベント画面(フルカラーレイヤー) |
イベント画面は、ExHIBITの最も後ろにある 32bit color のレイヤーで、ゲーム画面と同じ大きさ(800x600のゲーム画面なら、800x600。ゲーム画面が1024x768なら1024x768)を持っています。主にイベントCGを表示するところから、「イベント画面」と呼ばれます。 |
本質的にレイヤーなので、その属性にαチャンネルを所有できますが、これより後ろにデータが存在しないため所有させても無意味です。透明度についても同様です。 全ての表示の基本となるレイヤーなので、レイヤーIDは0の後ろにあるという意味も含めて -1 となっています。 イベント画面を入出力の対象に出来るコマンドは、レイヤーID指定に-1を指定することで、イベント画面そのものを対象にすることが出来ます。 |
■レイヤー |
通常「レイヤー」と呼ばれる8bit color(256色)の仮想画面は、イベント画面とムービー画面の間にあります。 システム上は、32bit int の範囲で任意のサイズが作れますが、16x16のレイヤーは特殊な意味を持つため作成しないでください。また、windows9xとの互換性の観点から、一辺が32767ピクセルよりも大きなレイヤーは使用しないほうが良いでしょう。 レイヤーは、サイズ以外にもいくつかの属性を持ちますが、そのうち、αチャンネル(マスク)と透明度と位置はいつでも変更可能です。 レイヤーIDは、0から始まる連番の正の整数で、数値が大きくなるほど画面手前になります。retouchでは、レイヤーのz-orderとレイヤーIDを別の値として保持していますが、煩雑さを避けるため、デフォルトのz-orderは、レイヤーIDと同じ値を持つようになっています。sketch/ExHIBITでは、「レイヤーのz-order = レイヤーID」と考えて構いません。 ゲーム上でのレイヤーの用途は、ゲームシステム設計者が自由に定義できます。ExHIBITは汎用ADVGシステム向けに定義されています。 |
■ムービー画面 |
ムービー画面は、OSのDirectShowが作成するウィンドウで、CMD_PLAYVIDEO(音付きの同期MPG再生)だけが使用します。CMD_PLAYVIDEOが実行されると、このムービー画面が作られ、そこでムービーが再生され、再生終了時に破棄されます。 音声付きのムービーは、大抵フレーム等を隠した状態で再生されるため、これで問題ありません。 もっとゲーム上の演出に密着したムービー再生を行う場合は、CMD_ENTERMOVIEを使用します。 こちらは、イベント画面やレイヤー上にムービーを表示することができます。 なお、細切れのムービーを繋いで演出する場合は、より詳細な取り扱いが可能な(しかし、データサイズは大きくなります)DLT形式を使用します。 |
■ExHIBITの具体的なレイヤー構造 |
「ExHIBITのレイヤー構造(詳細)」をご覧ください。 |