ご注意
この項目は、InstallShield を利用するタイトルのみが対象です。
症状
InstallShieldのインストーラー(Setup.exe)が異常終了する
原因と対策
原因:
不定です。
主に、ディスク不良・ドライブの読みとり不良・共有DLLのバージョン違いの3つがメジャーな原因ですが、他にも、ディスクの容量不足(特にテンポラリ領域があるドライブの容量不足は気が付きにくいので注意して下さい)等があります。
ここでは、同様の現象に対して採られる一般的な回避手法を紹介します。
対策1:
DVD(またはCD)の内容を全てHDDにコピーした後、HDD上のSetup.exeを実行する
解説1:
ドライブの読みとりに問題がある場合はこれで回避できます。
エラーが出る箇所が毎回バラバラで、一貫性がない場合、この問題を疑って下さい。
実行するSetup.exeはアプリケーションによって様々な名称(通常、autorun.infのautorunセクションに書かれています)になっていますが、標準の名称はSetup.exeです。retouch系アプリケーションの場合、install.exeが定義されていることが多いのですが、Setup.exeがあれば、それを起動しても構いません。
この方法でインストールしても同じエラーが出る場合、共有DLLのバージョン違いによる問題の可能性があります。対策2をご覧下さい。
対策2:
共有DLLのバージョン違い問題を回避する
解説2:
共有DLLのバージョン違いは、次の方法で回避します。
- アンインストール可能なら、アンインストールして下さい
- 次の2つのフォルダをリネームして下さい
ファイル名は何でも構いません。例えば最後にBADを付けて下さい。
C:\は、お使いの環境のwindowsがインストールされているドライブに置き換えて下さい。
C:\Program Files\InstallShield Installation Information\{その製品のGUID}\
C:\Program Files\Common Files\InstallShield\
その製品のGUIDは、エラーダイアログに書かれています。
例えば、SkyFish様のふぁみ☆すぴなら、CEC35F88-8C78-4C9D-A357-B1142EF7C40Fです。
また、そのフォルダがなんのインストールに使われているかは、そのフォルダの下にあるsetup.iniをテキストエディタで開けば、大抵[Startup]セクションの、AppNameに書かれています。
- リネームし終わったら、コンピューターを再起動して下さい
- もう一度インストールしてみて下さい