症状
ファイルを削除しようとすると、reotuch.tteが使用中で削除できないと言われる。
原因と対策
原因:
retouch.tteは、retouchが使用する外字の標準ファイルです。
メーカーによっては、異なる名称の外字ファイルを利用しているかも知れません。
外字はアプリケーションの実行開始時に、現在の同一コードページの外字を保存してからOSに登録されます。
また、アプリケーション終了時に登録が解除され、開始時に登録された外字が登録されなおします。
この現象は、何からの理由で(例えばいきなり停電でPC自体が落ちる等)外字が登録されたままになっている場合に発生します。
通常はこの状態になっても、
もう一度同一タイトルを起動すれば自動的に正常な状態に戻ります。
reotuchで作られたアプリケーションが外字を取り扱う場合、終了時の外字復帰時に
自分が保存した外字ファイル名(フルパス)が、自分が登録した外字ファイル名(フルパス)とおなじものなら、
前回異常終了したと見なして、外字の登録を解除します(OSの該当コードページには外字が登録されていない状態になります)
実際にこの問題が発生したケースとしては、次のものがあります。
ある同じ体験版をAB2箇所にインストールして、Aを起動中に、Bを起動した。その後、Aを終了してからBを終了したため、Aが登録した外字がBによって再度登録され、Aの削除ができなくなった。
このケースでは、もう一度Aを起動して正常終了させれば問題は起こらないのですが、たまたまそのままAを削除しようとしたため問題が発生しました。
対策:
外字の登録を解除してから削除してください。
外字は次の手順で削除できます。(再起動が必要になる場合があります)
※レジストリの編集を誤ると、最悪OSが立ち上がらなくなる場合があります。間違いのないようご注意下さい。
- レジストリエディタ(regedit.exe)を起動して、HEKY_CURRENT_USER/EUDC/932/を開く
ここにある、SystemDefaultEUDCFontというキーに問題の外字が登録されているはずです。
- SystemDefaultEUDCFontをダブルクリックして編集する
削除して空にしてからOKを押して、値が空になっていることを確認してからレジストリエディタを終了して下さい。
- コンピュータを再起動します
再起動直後に、削除できなくなっていた外字ファイルを削除して下さい。