キャラの名前について
概要
sketch/ExHIBITにおけるキャラの名前には「真の名前」と「表記名」と「オブジェクト名」があります。
真の名前」は「標準表記名」と呼ばれることがあります。また、「表記名」は「呼称」と呼ばれることがあります。
sketch/ExHIBITでは、キャラは真の名前で識別されます。従って、どんなにちょい役のキャラクターでも、必ず真の名前を付けなければなりません。
真の名前(または標準表記名)
名前の中で最も重要な概念です。
キャラクターの識別に使用されるため、キャラ全体で一意に識別できる名称でなければなりません。従って、複数のキャラに同じ「真の名前」をつけることは出来ません。
主人公」「擬音」「記述」は、真の名前としてシステム定義されているため、ユーザーが自分のキャラ用に利用することはできません。 どうしてもこれらの名称を利用したいプロジェクトがある場合は、別途ご連絡下さい。
台本は、この「真の名前」単位で出力されます。
そのため、厳密な設定を行っていないチョイ役のキャラクターの場合、真の名前に年齢や性別や概要を記述して、表記名で区別する場合も多々あります。 例えば、「通りすがりの男A」と「警察官」が登場する場合、シナリオでは
通りすがりの男A(男性20代やせ形).男Aの台詞
警察官(男性20代がっちり).警察官の台詞

等とすることで、「男性20代やせ形」用の台本と「男性20代がっちり」用の台本が出力されます。
とくに表記名(呼称)を指定しなかった場合、名前表示領域に表示されるため「標準表記名」とも呼ばれます。
表記名(または呼称)
キャラの台詞表示の名前表記部分を「真の名前」以外で行いたい場合に設定する名称で、単に「呼称」とも呼ばれます。名前表示領域に表示するその場限りの名称です。
例えば、真の名前が「すみれ」である女の子が、はじめて登場したとき、名前領域に「見知らぬ女の子」と表示した場合、 「すみれ」が真の名前に、「見知らぬ女の子」が表記名にあたります。
オブジェクト名
sketchの演出中は使用しませんが、retouch標準シナリオ書式で、キャラオブジェクトを識別するために使用する名称で、半角のアルファベットおよび数字とアンダースコアから作られます。 通常は真の名前のローマ字表記(例えば「すみれ」なら「sumire」ですね)が用いられますが、単なる識別子なので全然関係なくても構いません。
その性格上、オブジェクト名も、ゲーム中で一意に識別できる名称でなければなりません。
例えば真の名前が「中田」と「仲田」の二人が登場する場合、オブジェクト名も「nakataA」「nakataB」等、区別する必要があります。
参考