動画 〜 取り扱えるフォーマット他
概要
ExHIBITで利用するアニメーションには、DirectShowDLTコマンド系の3種類があります。
DirectShowは、DirectShowで再生するタイプの動画データで、一般に非可逆で最も重いですが、サイズも小さくなります。 MPEG1が代表的な形式ですが、その他の(例えばWMVdivxmp4)のような形式も、実行環境のWindowsMediaPlayerで再生できるなら、再生できます。
データ内に音声データを含めることが出来ますが、MS(ムービー画面)への出力以外ではデータ内部の音は再生されませんMS以外への出力で、音が必要な場合は、効果音扱いで再生するコマンドが用意されています。
また、retouchの独自拡張で、DirectShowで利用できるフォーマットなら、どんなフォーマットでも、αチャンネル付きの動画を作成・再生することが出来ます。 ただし、それなりに重いのでご注意下さい。
DLTは可逆圧縮のオリジナル形式で、専用のツール(DLTMaker)を使って作成します。
非可逆圧縮のフォーマットよりもサイズが大きくなりますが、細やかな制御ができるのと比較的軽いため、例えば漫符に類するようなギミックはDLTで作られることが多く、またそのほうが便利です。
DirectShowDLTが、一般に動画と呼ばれるデータで、これらは共に、通常再生・スキップ・ポーズ・任意位置の部分再生・任意区間のループ再生が可能です。
コマンド系は、あらかじめ作られている動画を再生するのではなく、sketch/ExHIBITのコマンドで動的にアニメーションを行うものです。代表的なものをアニメーションの出力先一覧にまとめておきます。
出力先の略号一覧
MSムービー画面
L88ビットレイヤー
L24フルカラーレイヤー
αレイヤーのαチャンネル
EVイベント画面
EEイベント拡張領域
CPクリッパー
各画面の概要については、「レイヤー」を参照して下さい。
アニメーションの出力先一覧
retouchには、あらゆるサーフェースを等価に取り扱えるという特徴があります。
そのため、アニメーションの出力先も、あらゆるサーフェースに対して行うことができます。 とはいえ、出力の必要がほとんどありえない出力先に対しては、出力先を指定するUIそのものがsketch上に存在しないことがあります。以下の表には、それぞれのアニメーションが、どのサーフェースに出力できるのかがまとめてあります。 sketch/ExHIBITで取り扱える動画および、動画風演出の一覧です。
なお、フルカラー系素材を8ビットレイヤーに描画した場合、グレースケール化されて表示されます。
再生できます
再生できますがUIが作られていません
  MS L8 L24 α EV EE CP 解説
DirectShow (音有)             WMPで再生可能なもの。所謂ムービー
DirectShow (音無)   上と同様だが音の再生は行わない
DLT   可逆圧縮タイプのオリジナル形式
PARAx2         動的に作られるパラパラアニメ
天気         上下左右接続スクロール
ハンディカム              
            複数のレイヤーを利用します
花火             複数のレイヤーを利用します
            複数のレイヤーを利用します