症状
起動時に「
あなたのユーザーアカウントでは、ゲームのデータを保存することができません。
このダイアログを閉じると、問題を解決するためにacmp.exeが起動します。」
と言われて、acmp.exeの実行許可を求められる。
通常、インストール後、初めてゲームを実行したときに表示され、以降は実行されません。
ゲームメーカーが指定したインストール構成およびインストールしたアカウントとプレイするアカウントの組み合わせによっては、希に初回と2回目に表示される場合があります。
原因と対策
原因:
VISTA 以降の windows OSで、実行しようとしたゲームのセーブフォルダが、UAC が制限するフォルダ(例えば Program Files)の
階層化にあって、現在のアカウントでは書き込むことができないことが原因です。
対策:
この動作は仕様であり、エラーではありません。
実行許可を求められている実行ファイルが、ダイアログに記載されているファイル名のファイル(通常は acmp.exe)の場合は、
実行を許可してください。
なんらかの理由で許可したくない場合は、UACが書き込みを制限していない場所にフォルダを作成して、その階層化にインストールすればこのメッセージは表示されません。
(例: c:\myGames\, d:\myGames\ 等)
解説:
windows には VISTA 以降 UAC (User Account Control)という機能が実装されました。
これにより、特定のフォルダ(例えば Program Files)の階層下に何かを書き込もうとする
アプリケーションは、実行アカウントを昇格させて、その権限を得る必要があります。
ExHIBIT本体は昇格も仮想化も行わず、アカウントを一時的に昇格させる必要がある場合は、マイクロソフト社のガイドラインに従って、ゲーム本体とは別のヘルパーを実行するようになっています。
そのヘルパーが、ここで実行許可を求められる acmp.exe です。
acmp.exe はこの場合、セーブデータフォルダに現在実行しているユーザーが書き込むことの出来る権限を与えて、すぐ終了します。常駐はしません。